ADAM-4571Lという機器がたまたまあったので、使い方の覚書です。
このADAM-4571Lはアドバンテックという会社の製品でイーサネットとRS-232Cの通信を変換する機器です。イーサネット to シリアル(RS-232)と言った方がイメージが付きやすいでしょうか。RS-232だと1対1でケーブルを這わせないといけなかったり、伝送距離が15mくらいまでしか使えなかったり、最近のPCにはシリアル通信のポートがついてなかったりと色々と制限があるので、通信の一部をイーサネットにのっけて制限をなくそうというものです。ほかにも、複数ポートのADAM-4570Lや、RS-232だけではなく、422や485にも対応したLナシのモノもあるようです。
- ADAM-4571 1-port RS-232/422/485 Serial Device Server
- ADAM-4571L 1-port RS-232 Serial Device Server
- ADAM-4570 2-port RS-232/422/485 Serial Device Server
- ADAM-4570L 2-port RS-232 Serial Device Server
たぶん使い方は同じだと思います。
■配線
電源は10~30VのDC電源を接続します。
イーサネットケーブルは実験的にスイッチングハブを介さず1対1で接続したためクロスケーブルで行いました。試しにストレートケーブルでもつなげてみましたが問題なく通信できました。なのでどちらでも大丈夫です。もちろんスイッチングハブを経由して接続してもOK。
Dsub9ピンのシリアル通信用のケーブルは、2ピンと3ピンのがクロスしているものを使います。その他、シリアル通信にはいろいろな仕様があるので、接続する機器に合わせて選定してください。フロー制御をせず、通信の確認をしたいだけなら次のような感じで行けると思います。
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■設定ソフト
ここ↓の公式サイトはで、設定ソフトや取説をダウンロードできます。
https://www.advantech.com/ja-jp/products/gf-5tqv/adam-4571l/mod_31d4afc8-0da3-4b81-81b9-9cab2636e8c7
(注意:公式サイトのダウンロードをクリックすると取説やソフトの検索がはじまるのですが、めっちゃ時間かかります。)
ここでは少なくとも「EKI series Device Configuration Utility」 の最新をダウンロードしてインストールしておきます。
インストールするとデスクトップにアイコンができるので起動します。
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