CX-Compolet使ってみました

2021/04/21

オムロンのCX-Compoletは、Windowsのパソコン用のミドルウェアで、パソコンとPLC等の機器を簡単に通信できるようにするソフトです。使ってみた感想とかイメージとかを、かいつまんで書いてみたいと思います。公式の説明だと難しいことがいっぱい書いてあってイメージがつかみにくいので、参考になればと。また、お試し版が公式サイトからダウンロードできますので興味がある人は試してみるのも良いかと思います。

CX-CompoletにはSYSMAC Gatewayというソフトも付属しています。まずは、SYSMAC Gatewayとは何かを、そのあとにCX-Compoletの役割について簡単に説明します。

SYSMAC Gatewayとは

SYSMAC Gatewayはパソコン内に仮想のPLCメモリを作成するソフトです。つまり、SYSMAC Gatewayをインストールするとパソコンの中にDレジとかビットのレジスタとかが作られ、ネットワークの外から見るとパソコンがPLCのようになります。そうすることで、パソコンのLANポートを使って、PLCやEthernNet/IP機器とレジスタの値をコピーし合うデータリンクが可能になったりします。(EtherNet/IPだけじゃなく色々な通信にも対応しているようですが、一番の醍醐味はEthernNet/IPかなと)
SYSMAC GatewayはCX-Compoletに付属していますが、単体でも売っているソフトになります。

CX-Compoletの役割

で、CX-Compoletは何かというと、SYSMAC Gatewayでパソコン内に作成した仮想PLCの情報を、Visual Studioの自作のソフトから簡単にアクセスできるものになります。CX-CompoletをインストールするとVisualStudioにコンポーネントが追加され、それを使って自作プログラムから仮想PLCのレジスタを読み書きできます。また、監視するレジスタを登録しておくと、そのビットが変化したときに、イベントハンドラでメソッドを呼び出すよう設定したりもできます(注1)。

(注1):フォームアプリで使うと、ウィンドウの移動やスクロールバーのドラッグ中にイベントが拾えなかったりしました。結局ビットの変化は、UI以外のスレッドで監視するか、ポーリングで見ないと取りこぼしがあるかもです。

ひとりごと

ちなみに私はオムロンの関係者でもなんでもありません。どちらかというとオムロン否定派で、好きなのは キーエンス>三菱>オムロン の順だったりします。ネット上にこういった制御屋の情報が少ない中、オムロン否定派の意見が少ないなと感じており、何か強い力でも働いているのかと不思議に思ったりしています。新規の案件なんかでオムロンPLCだと初期設定のつまらないところでハマって1日棒に振るなんてザラです…。(オムロンでハマってる人は、ネットに情報上げる余裕も無いということなのでしょうか)。あと、開発チームが別々なのか、EIPだと○○設定ツール、コンポネットだと××設定ツールといったようにいろんなソフトを使わされ、UIも統一されていなかったり、保存して次開こうとしたら、不正な処理でひらけなかったり、とっても驚かされたりします。そしてNJ系への進化という名の迷走。有名自動車会社も本当にすばらしい選択をしたと尊敬するばかりです。時代に取り残されぬよう頑張ってついていくしかありませんね。

偉そうなことは言えませんが、このCX-Compoletは良くできてると思ったりしてます。4年くらい前から24時間稼働の装置でも使ってますが、問題なく動いてくれています。